
Ja Yeon Lee
水の慣性負荷を用いたトレーニングが片脚着地および方向転換動作時の下肢関節モーメントに及ぼす影響:パイロット研究
本研究は、健常成人男性15名を対象に水の慣性負荷を用いた10週間の動的安定化トレーニング(DST)を実施した。片脚着地および方向転換後の安定化局面における下肢関節モーメントへの影響を、三次元動作分析と床反力測定により確認した。

1st International Conference on
Human Performance Through Coordination-Based Training
各発表資料をご確認いただけます。

水の慣性負荷を用いたトレーニングが片脚着地および方向転換動作時の下肢関節モーメントに及ぼす影響:パイロット研究
本研究は、健常成人男性15名を対象に水の慣性負荷を用いた10週間の動的安定化トレーニング(DST)を実施した。片脚着地および方向転換後の安定化局面における下肢関節モーメントへの影響を、三次元動作分析と床反力測定により確認した。

水の慣性負荷を用いた動的安定性トレーニング(DST)が高齢女性の階段歩行時における二重課題遂行と姿勢制御に及ぼす影響
本研究は、65歳以上の健康な高齢女性を対象に、水の慣性負荷を用いた動的安定性トレーニング(DST)が階段歩行時の二重課題遂行と姿勢制御に及ぼす影響を確認した。これにより、高齢者の機能的安定性と移動能力向上への効果を確認し、転倒予防のための介入戦略としての可能性を検討した。

大学ラグビー選手におけるハムストリング筋形態:ポジション別の特徴と下肢機能指標との関連
本研究では、大学ラグビー選手を対象に、ポジション別のハムストリング筋形態と下肢機能との関連を検討した。ハムストリングの大きさは競技ポジションによって異なり、特にCTB選手では相対的なハムストリング筋量が高い傾向を示した。

弾性・非弾性バーベルを用いた片脚トレーニングが動的バランスおよび神経筋適応に及ぼす影響:無作為化比較試験
本研究は、12週間の片脚トレーニングを基盤に、弾性バーベルと非弾性バーベルの条件を比較した無作為化比較試験である。介入期間を通じて動的バランス、圧力中心(COP)、および筋活動(EMG)の変化を比較分析した。

ラグビーユニオンの実戦試合におけるスクラムの時間的協調性と衝撃負荷の加速度ベース評価:方法論的ケーススタディ
ラグビーユニオンにおけるスクラムは、8名のフォワードで構成される2つのフォーメーションが組み合い、互いに押し合いながらボールの保持を争うコンタクト局面である。効果的なスクラムを行うためには、選手がエンゲージメントの合図に迅速かつ同時に反応し、パック全体のアライメントを調整しながら、ドライブ中を通して高い前方への力を発揮することが求められる。 しかし、スクラムにおけるタイミングや力の特性については、まだ十分に解明されていない。これまでの研究の多くは実験室やスクラムマシンを用いた環境に限られており、さらにサンプル数が少ないという制約がある。 本研究では、ウェアラブルIMUを用いた加速度ベースの手法を提案し、4試合で行われた合計62回のスクラムを対象として、選手個人およびパック全体レベルでの時間的協調性と衝撃負荷を評価した。 この手法により、実際の試合環境において選手の動きを妨げることなく、客観的な選手間比較およびパック全体のパフォーマンス評価が可能となる。

投球・打撃動作のコッキング〜アクセラレーション期エラーへの同時介入:制約主導アプローチを用いたトレーニング
本発表は、出張・店舗型トレーニングサービスSuportalにおいて育成年代(中高生)選手3,000名以上を指導してきた実践知見をもとに、投球・打撃動作のコッキング〜アクセラレーション期に頻出するエラーへの同時介入アプローチを紹介する事例である。制約主導アプローチを用いたトレーニングにより、150km/h投手や甲子園での複数本塁打を記録する打者の育成など、着実な成果につながった指導事例を報告した。

外側半月板前角縫合術後にみられる動的膝外反パターンの臨床的解釈:STCに基づくリハビリテーション事例
本発表は、外側半月板前角縫合術後に生じた動的膝外反パターンを、損傷後の関節感覚と全身の運動制約が相互作用した協調戦略として解釈したリハビリテーション事例である。STCによるリハビリテーションを通じて、疼痛軽減にとどまらない機能および遂行能力の回復可能性を検討した。

一般フィットネス現場におけるSTCトレーニングの統合的適用:膝関節の動的安定性および協調性向上介入事例
本発表は、一般フィットネス現場で膝関節の機能回復を目的にSTCトレーニングを適用した介入事例である。制約主導型アプローチと生態学的力学理論に基づき、漸進的外乱トレーニングが膝関節の動的安定性とパフォーマンスに及ぼす影響を考察した。

従来型トレーニングとSTCに基づくアメリカンフットボール競技特異的トレーニング:試合状況と動作特性を中心に
本発表は、アメリカンフットボールの試合で求められる加減速・方向転換・姿勢制御などの競技特異的動作を、従来型トレーニングとSTCに基づくトレーニングに分けて比較する。これにより、試合状況に応じたトレーニング適用方法を提示した。

競技特性に応じたアジリティ強化の試み〜バスケットボール選手とフットサル選手〜
両競技ともに狭いコートで素早い判断とアジリティが求められる。その一方でゴール位置やボールを扱う部位の違いによる動作的制約は異なる。そこで両競技の動作特性を抽出し、それぞれに適したトレーニングを実施した。

反復なき反復:運動学習における自己組織化のメカニズム ─STCトレーニングとMyotonPROデータに基づく検討─
自己組織化は、特定の部位に限定された現象ではなく、自然界と人体全体に組み込まれた普遍的な原理である。 本発表では、自然界にみられる自己組織化現象と人体組織における反応との対応関係を提示するとともに、STCトレーニング中に収集した未発表のMyotonPROおよび筋電図(EMG)データを用いて観察された、「組織反応と神経反応の解離(dissociation)」という現象を通して、その可能性を実証的に考察する。

STCリハビリテーション:運動学習と機能回復のためのコーディネーションに基づくアプローチ
本発表では、STCトレーニングをリハビリテーションおよび運動学習の観点から再解釈し、機能的な動きの回復のためのコーディネーションに基づくアプローチを提示する。特に、Task(課題)とIntent(意図)を活用した運動課題の設計、多様な環境・条件の調整を通じて、動きの適応性とコーディネーションを高める方法を検討する。これを通じて、臨床およびスポーツリハビリテーション現場で応用可能なSTCの実践的な活用方向を提案する。

エラストマーフィルムを用いた貼るデバイスの開発とスポーツ科学への応用
機能性エラストマーフィルムを電極、センサ、配線などの材料として活用することにより、皮膚に直接貼付して生体情報を測定するモニタリングデバイスの構築に関する研究を進めている。このようなデバイスは、サポーターのような適度なフィット感を有し、身体の動きに柔軟に対応できるため、従来のセンサでは測定が困難な部位や、発汗を伴う激しい運動中においても安定して作動し続けることが期待される。 本発表では、エラストマーおよび導電性高分子材料の物性や膜厚など、材料科学的な観点から、皮膚に貼付した状態で活動しても、表面筋電図(sEMG)、力、加速度などを簡便かつ安定して測定する方法を紹介する。これにより、指先、手のひら、四肢における筋活動や、各部位に加わる力に関する情報を取得することができる。また、水中環境での測定に向けた現状と課題についても整理する。
発表者追加予定